腰部脊柱管狭窄症

どんな方?

60代女性

症状

数週間前から太もも外側からふくらはぎにかけて痛みがある。特にふくらはぎが痛く、5分も歩けばそれ以降は痛みでまともに歩けない。腰を丸めて休むと楽になる。

病院での診断

脊柱管狭窄症と診断される。病院での治療は、電気治療、痛み止め、神経ブロック注射。腹筋運動のアドバイスを受けたようです。ご自身の判断で腰にコルセットを巻いています。しかし症状は全く軽減せず。他の施術所に勤務されている方のご紹介で来店されました。

脊柱管狭窄症とは

kanal spinal

レントゲンや MRIで腰の脊柱管が狭くなっていると脊柱管狭窄症と診断されます。一般的には狭くなった脊柱管が脊髄神経を圧迫して歩行時の痛みや腰痛を引き起こしていると言われています。病院では「もうよくならないから、腹筋運動をして腰の筋肉を支えましょう。」ということになります。少々鍛えても、もっと高齢になったらもちろん筋力は衰えます。この考え方ですと、もっと高齢になったら当然筋力は落ちていくので、酷い状況が待っているとしか考えられません。

当院のトリガーポイント療法の解説にもあるように、たとえば脊柱管狭窄症と診断されていても、腰の痛みの原因は脊柱管狭窄症ではない可能性が多々あります。一般医療では改善が見込めないをされている脊柱管狭窄症も多くの場合改善が可能なのです。

脊柱管狭窄症と診断された方への施術

施術1回目

施術

触診でL4と小殿筋に責任トリガーポイントがあるのでカウンターストレインで筋膜リリース

腰部と股関節の動きの向上が必要なのでフェルデンクライスメソッドを利用した施術で動きを改善。しっかり変化しました。

施術後

クライアント:どんとしっかり立てている。全然違う感じ。痛みもない。

腰回りの動きの質を上げるためのエクササイズを宿題として時々やってもらうことにして施術終了。

施術2回目

1週間後に再度来院。

クライアント:以前の痛みを「10」だとすると今は「2」まで減りました。5分歩けばかなり痛んでいた足が、今は何分でも歩けるようになった。今も先週の施術の後の「どんとしっかり立っている感じ」がします。

施術

今回は様々な検査で心理的問題が多く出たので心理ワークがメインに。ストレスが原因で筋緊張バランスが崩れることは珍しくありません。

他には右腰方形筋と大腰筋・中殿筋などの筋膜リリースで骨格バランスと力の伝わりを整えました。

施術3回目

2週間後に来院。

クライアント:どんとしっかり立っている感覚は減ったが、足の痛みはほとんどなくなった。数十年前から続いている他の症状が気になるのでそれを診てもらえますか?

「どんどしっかり立っている感じ」というのは慣れてくれば段々減っていきます。それが当たり前になれば感じなくなるものです。

他の症状の方が気になるぐらいにまで脚の痛みは改善したようです。まだ時々引っ張った感じが足にたまに出ることがありますが、当店に来る前と比べれば見違えるようになったとのことです。

この3回の施術で行った事は

  • フェルデンクライスメソッドを利用した動きの改善
  • 筋膜リリース(トリガーポイント療法)
  • 心理療法

です。今後も施術を続けることでもっと身体が整うと思います。

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