頸肩腕症候群のトリガーポイント

ちょうど14年ぐらい前、トリガーポイント療法を取り入れ始めた頃(開業前)の施術の様子。

どんな方?

40代男性

症状

左腕に何年もかなりの痛みと重だるさ・しびれがある。色々受けたが全く治らない。

当店の診方

痛みの分布を聞いたところ、肩、上腕、前腕、指にまで広がっており。それはちょうど↓

Cervicoomobrachialsyndrome
『Myofascial pain and Dysfunction The Trigger Point Manual』 より引用
上記の×印が痛みの原因の症状にぴったり一致しました。
トリガーポイント療法の見立てでは、腕や指の痛みの原因は首にありました。

当時の私の整体法の変わった特徴でもあった超長圧し(一箇所に圧を加え、5分以上じっとします。)今回は中斜角筋と後斜角筋の2箇所でですが、同じ箇所を2回ぐらい施術したりして、結局2箇所の圧迫だけで数十分かけて行いました。

施術2回目

前回の施術から3週間後

クライアント:「施術後、結構長い間全く痛みがなかった。今までこんなに楽になったことはなかったです。ここ数年間で一番効きました。でもまた痛みは段々とぶり返しています」

との事。良い感じです。数年痛み続けていたものが1回の施術で取りきれる期待はしていません。2回目の施術も1回目同様に斜角筋を中心に超長圧し。

施術3回目

前回の施術から3週間後

クライアント:「前よりもまた楽になってきています。何日かすればまた痛くなっては来るけど、前よりはましです。」


こんな感じで約半年、大体8回ぐらい受けた頃に「痛まなくなりました。」と言っていただけました。

これが私がトリガーポイント療法を取り入れてから一番初めにそれらしい施術をした時の様子です。

その後も私がその店を辞めて開業するまで、そのお客さんは私が数年間担当していましたが、腕の痛み・しびれはかなり疲れが溜まった時に弱く出る程度で収まるようになりました。

トリガーポイントが原因かも

痛みのある方は、この症例のように、原因は痛みがあるところではなく別の場所のトリガーポイントが原因かもしれません。例えば腰痛で痛みがあり病院で検査すると「脊柱管狭窄症・椎間板ヘルニア・すべり症・坐骨神経痛」と診断される方が多いですが、レントゲン、MRI、血液検査など一般的に行われる検査ではトリガーポイントの有無はわかりません。トリガーポイントに関わらず、私のような整体業が診ている事柄、
【筋筋膜・動きの調和などの機能面・心理・精神・エネルギー(気)・社会機能などその人全体】
そういったことに病院はノータッチです。話が逸れてしまいましたが、病院で原因不明であったり、手術を勧められた場合、手技療法を試してみることも選択肢の一つとしてありではないでしょうか。

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