牛乳は体に良いのか悪いのか、結局のところどうなの?

牛乳の害について簡単にまとめました。今わかっているところでの主な害は

  1. 乳糖不耐性
  2. ガゼインアレルギー
  3. カルシウム過多

の3つがあります。そのそれぞれを簡単に見ていきましょう。


1.乳糖不耐性

牛乳を沢山飲むとお腹が緩くなる、そんな方も多いと思います。その原因の主なものは牛乳の成分の1つ乳糖(ラクトース)です。日本人の大人の約80%はこの乳糖を分解するための酵素であるラクターゼの活性が低く、乳糖をうまく消化できません。このように消化酵素の活性が低く、うまく消化が出来ないことを不耐性と言います。乳糖不耐性の人が牛乳を摂ると、乳糖は小腸で分解されずにそのまま大腸へとたどり着きます。そこで大腸菌によって分解されることでガスが発生し、お腹が張ったり、下痢や腹痛などが引き起こされます。下痢が引き起こされるということは、他の必要な栄養分も一緒に排出されて、腸内細菌バランスも崩れてしまうことになります。そうすると腸が痛みリーキーガット症候群へと発展していくかもしれません。


2.カゼインアレルギー

牛乳のタンパク質の80%がカゼインなのですが、このカゼインがアレルギー反応を引き起こすことが多いということがわかってきました。というのもリーキーガット症候群に陥っている方が牛乳を飲むと、このカゼインが未消化のままペプチドという形で腸壁のバリアーを抜け、血中に入り込むことがあります。この未消化のペプチドが体内でアレルゲンとなりアレルギー反応を引き起こします。そもそもこのガゼインは凝乳という消化されにくい膜を作り、腸管を負担をかけるのでリーキーガット症候群の傾向をさらに強めます。


3.カルシウム過多

牛乳には沢山のカルシウムが含まれています。「カルシウムがたくさん含まれているなんて、とっても良いことなんじゃないの?」そう思われるかもしれませんが、意外な事にカルシウムを沢山摂ると骨からカルシウムが失われていくというおかしな現象があるのです。それをカルシウム・パラドックスと言います。

カルシウム・パラドックス

カルシウムが豊富な牛乳を飲むことで骨からカルシウムが流出していくなんて、いったいなにがおきているのでしょう?牛乳に含まれるカルシウムはとても吸収が良いと言われます。吸収が良いということは牛乳を飲めば血中のカルシウム濃度が高くなるスピードが速いということです。血中のカルシウム濃度があまりにも高まると、カルシウムを排出させなくてはなりません。この過剰なカルシウムを排出する時に様々なミネラルも一緒に排出してしまいます。それによってミネラル不足が起きます。例えばそのミネラルの1つがマグネシウムです。こういった経緯でマグネシウムの不足が起きると、身体は細胞や骨からマグネシウムを補おうとします。その時にマグネシウムだけが溶け出すのではなく、骨の構成成分であるマグネシウムを失うことによって、骨からカルシウムが大量に流出してしまうのです。これがカルシウム・パラドックスの一因です。



じゃあ牛乳は悪いもの?

腸が痛んでリーキーガット症候群になっている方や、乳糖不耐性、アレルギーがある方、各種ミネラルが不足している方やカルシウム過多な方においては、たくさん飲むのは害があるかもしれません。当院のAR検査でも牛乳が身体に合っていないという反応が出る方は多いです。ただ、どんな食品に関しても同じものを沢山摂るのをお勧めできないのは牛乳にかぎらずです。 世界で最も牛乳を飲むノルウェー人の骨折率は、日本人の5倍だと言います。 それにまずはリーキーガット症候群などの腸の不調がある方は、リーキーガット症候群など内的環境を整えることで、少々の牛乳では不調が出なくなるかもしれません。



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