パーキンソン病

これは奈良に移転する前の、大阪で開業していた当時の記録です。週に1回ペースで6年間ほど施術を受けていただいていました。

どんな方?

80代女性

症状

パーキンソン病

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10年以上前からパーキンソン病の診断が下りており、施術初期の頃はステージ4。6年経過する中でステージ4からステージ5へと。

施術

当初は肩こりをとってほしいとの要望で施術をしていました。トリガーポイント療法筋膜リリースなどを駆使して施術し、徐々に肩こり知らずになっていきました。半年後には

以前は毎日マッサージ機に座って30分以上マッサージしていたが、しんどくないからマッサージ機に座るの忘れています。もう数か月肩こりを感じていない。

という状態になり、施術への要求は

コリ取り → 歩きや寝返りなどの動きや姿勢の改善

へと変化していきました。

施術初期

初期の頃は座った状態から立ち上がれなくなる事に対する施術に閑してフェルデンクライスメソッドを使ったワークをすることが多かったです。それで結果は良好でした。この方は私の施術を週1回受けるだけではなく、週に2回、病院から理学療法士に来てもらって施術を受けていたのですが、その理学療法士が「ソマトさんが施術した後は可動域が広がっているし動きがスムーズ。いったいどんな施術をされているのかとても知りたい」ととても興味を持ってくれていたようです。確かに動きは向上し、以前はできなかったことができるようになる経験が何度もありました。クライアントやその家族にも「施術を受けると明らかに調子がよくなる」と言っていただいていました。この頃の機能の向上が生活のクオリティーを上げる手助けになっていたことを願います。

施術後期

後期は運動症状・非運動症状・精神症状も多くなり、宿題の運動などをする気力もなくなる。この頃からベッドで寝ていても楽でいられるように、肋骨の動きを改善し呼吸が楽にできるようにし、寝返りをうまくできるように訓練しました。呼吸が楽になると気持ちも楽になるものです。

はじめの頃のコリ取りからはじまり、今困難を感じている動作の改善、そして最後は心穏やかに看取れるようにと、介護者の方の要望・施術の目的は変わっていきました。長い期間をかけて色々なことを学ばせていただきました。

 

出張施術も行う場合があります

これらは全てクライアントの自宅まで出向く出張施術で行ったものです。当院は出張施術は基本的にはしていませんがこの方のように来院が困難な方は一度ご相談ください。お店からの距離や時間帯の条件が合えば出張施術させていただいております。

 

 

「そまと」は奈良市の大和西大寺駅と平城駅から徒歩6分。ならファミリーまで歩いて2分の自然療法院。

東洋・西洋・世界各国の療法を織り交ぜたホリスティック療法で、原因不明の症状やなかなか良くならない慢性症状を改善へと導いています。

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