化学物質過敏症(MCS)

「化学物質過敏症」テレビでも時々取り上げられ名前はよく耳にするものですが、いったいどんな症状なのでしょう?

化学物質過敏症とは?

化学物質過敏症とは大量の化学物質に接触した後、再度その化学物質に接触したときに、その化学物質がごく微量でも健康被害が引き起こされるものです。初期は1種類の化学物質に過敏に反応していても、後に複数の種類の化学物質に過敏反応を起こすようになることもあります。

その化学物質とは

  • 本に使われるインク
  • 服の素材
  • ゴム
  • ビニール
  • 農薬
  • 防虫剤
  • 洗剤
  • ホルムアルデヒド
  • 香料
  • プラスチック
  • 車の排気ガス
  • タバコ

などなど。日常生活で普通に接している物が並びます。





化学物質過敏症の症状は?

軽い症状の場合は花粉症や風邪、更年期障害などと区別がつきにくいこともあるようです。脳の働きに影響し、鬱症状があらわれることもあるようですが、その場合はウツ薬を飲んでも根本的な解決にはつながりません。

化学物質過敏症の症状は

  • めまい
  • 発汗異常
  • 疲れ
  • 関節痛
  • 筋肉痛
  • 鬱症状
  • 不眠症
  • 下痢、便秘
  • 頭痛、腹痛
  • 目や鼻の刺激感
  • リンパ節腫脹
  • 生理不順、PMS

などなど


化学物質過敏症は病気として認められてるの?

2009年に厚生省によって病名登録され、病院で保険が利くようになりました。


当院では

以前、病院で化学物質過敏症と診断された方が来院されました。

その方は数年前まで重度の化学物質過敏症であったとのことでした。ですので当院に置いてある物から発せられる化学物質に反応するのではないか?と心配したのですが、「ここの院は大丈夫!」と言っていただけましたし、施術終了時間まで化学物質過敏症の症状が出ることもなく、施術も順調に進みました。

化学物質過敏症のクライアントの方が当院に寄与してくれた本です。化学物質過敏症についてマンガで書いてあり気軽に読めます。

なぜ化学物質過敏症の方が当院では大丈夫だったのでしょうか?

少し考えてみると、そういえば私自身が当たり前のように化学物質を極力避けた生活をしていることを思い出しました。


普段の生活で・・・

私の院や住む家の話になるのですが、パッと思いつくだけでも色々な化学物質対策をしている事に気づきました。例をあげますと

  • 家具の多くは木で作った手作り品で、塗装も全くせずに蜜蝋オイルで仕上げています。
  • カーテンは麻100%。
  • 部屋は空気中に漂うホルムアルデヒド濃度などを検査してホルムアルデヒドを多く発している家具などは処分しました。
  • 自分自身や家族が着る服も極力天然素材のみにしています。
  • 防虫剤も使いません
  • 床や壁の掃除などにも洗剤は使いません。
  • お風呂に入ってもシャンプーや石鹸などを全く使わずに洗体しています。
  • お風呂の水も塩素を除去し、水の中だけではなく風呂場に塩素の空気が充満しないようにもしています。
  • 食品を購入する時もできるだけオーガニックで添加物の少ないものを選び(これは私の家族の事で、私自身はしょっちゅう外食しているのでかなりゆるいです)
  • 食品の入れ物もプラスチック製品を避けてガラスに入れ替えています。
  • 新しく購入したものなどは水拭きなどしてから数日ベランダに置いて化学物質を揮発させ、院を出る時などは必ず部屋を換気しています。

などなど。

私自身も私の家族も化学物質過敏症ではなく、「健康のため」という認識で当たり前の感覚で行っていたことなので特に「化学物質を出来るだけ避けている」という認識は殆どありませんが。


化学物質過敏症の原因は何?

現代医学的には原因不明ですが、当院のフィシオエナジェティック検査では様々な原因が見つかります。例を挙げると

などなど。例えばカンジダ真菌症になっている場合で説明いたします。カンジダ真菌は全身に住む常在菌です。常在菌ですので数が少なければ特に問題ないのですが、数が多くなると色々と問題が出てきます。

カンジダ真菌の主な住処は腸内です。そしてカンジダは水虫と同じカビ類であり菌糸を伸ばし生息します。腸壁に沢山のカンジダが菌糸を伸ばせば腸壁に穴が開きます。このようにして腸壁に穴が開くことによってリーキーガット症候群(漏出性消化管症候群)になります。

リーキーガット症候群になると、腸管から吸収する物質の選り分けがうまくいかなくなります。まだ未消化で分子の大きすぎるものなどが腸管から血管内に入ってしまうのです。

通常なら血管内に入らないものが入ってくると、免疫は異物とみなして反応します。このようにしてアレルギー反応が引き起こされます。

そして血中に異物が入れば、それの処理に肝臓は大忙しになります。それに加えてカンジダ菌がはびこっている場合はカンジダ菌の出す数々の毒素の分解も担う必要が出てきます。そうすると普段肝臓が行っている化学物質・有害重金属の解毒作業に回す余力が減ってきます。

そのようにしてまた化学物質・重金属などの解毒能力が下がっていきます。蓄積した有害物質はメチレーション回路のバランスを狂わせます。そうすると全身の酵素の働きにバランス不全が起き、様々な不調を生み出します。


フィシオエナジェティック検査

こういった事柄に対してフィシオエナジェティックは効力を発揮します。

これらは検査のための道具です

1000を超える検査アンプルを使用し検査します。

フィシオエナジェティック検査は開発者のラファエルヴァンアッシェDoや

ラファエル

内科医の自然療法医マーゴットなどから直接学び実践しています。

マーゴットDo
ウィーンでフィシオエナジェティックを30年も実践し続けている内科医のマーゴットのセミナーでの発言
「私はこのフィシオエナジェティックに出会えて本当に良かったと思っているの。本当に難しい症状が、たとえ時間がかかったとしても着実に良くなっていく技術に出会えたんだから」

自然治癒力を詐害しているものを見つけ出し、それを取り除きバランスを整えることで、化学物質に対する過剰な反応が正常化されていくように促します。




「そまと」は奈良市の大和西大寺駅と平城駅から徒歩6分。ならファミリーまで歩いて2分の自然療法院。

東洋・西洋・世界各国の療法を織り交ぜたホリスティック療法で、原因不明の症状やなかなか良くならない慢性症状を改善へと導いています。

オステオパシー、フィシオエナジェティック、フェルデンクライスメソッドを主軸とした施術です。

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