いままで何度かクライアントから「やりたいことがわからない」という言葉を耳にすることがありました。

自分自身がなにをやりたいのかを私が教えてあげることはもちろんできません。ですが私の行っている活動がとても役に立つんじゃないかと思っています。

その活動に関しては最後にご紹介するとして、、、

 

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「考える」vs「感じる」

多くの方は「よく考える」ことは行っているように思います。巷でも「よく考えろ」という言葉は何度も耳にします。ですが「よく感じろ」という言葉はあまり耳にしません。

「感じる」には少し時間がかかります。「考える」はとてもスピードが速く、今の時代はスピードの速い「考える」が優先されているように思います。

 

無感覚の人

フェルデンクライスメソッド協会のトップであるフランクワイルドマン博士は「無感覚で生きている人が沢山いる、それは驚くほどに」と言っています。

無感覚とまではいかなくとも、身体感覚が気薄で思考優先になっている方はとても多いのではないでしょうか?

どういうことかと言いますと、うれしい、わくわくする、悲しい、など色々な感覚・感情は思考で理解するだけのものではなく、身体で感じる感覚が必要なものです。

なのに様々な理由で身体感覚が気薄になっている人は、身体で感じずに「うれしい」を理解しているかもしれません。

「今の自分」を感じる

実際、身体感覚で自分が今何を感じているかに注目してみると、思っていたものとは違う事実が浮かび上がるかもしれません。「うれしい」と思っているはずだったものが、身体では違った感じを捉えているかもしれないのです。

うれしいはずのものが、身体感覚ではうれしい感覚ではなく、ただ何もない状態だと思っている時が、よく観察してみると居心地の良さや安らぎを感じている時だったり、しっかり感じてみると意外な事が沢山あるでしょう。しかも感覚は観察している間にも刻々と変化していきます。しっかりと身体感覚を感じることで、「今、自分に」何が起きているのかを知る手掛かりが得られます。

身体感覚を通して今自分自身に何が起きているのかを知る。その積み重ねが「自分は何がしたいか」の答えを導き出す手助けになります。

「何をやるべきか」は思考で紡ぎだせるかもしれません。しかし、この身体感覚なくして「自分は何がしたいか」にたどり着くのは不可能でしょう。

当院でのレッスン

やるべきことは思考で理解できても、なぜか身体がついてこない。やりたいことがわからない。思っていることとやっていることが違う。そんな方はもっと身体感覚に向き合うレッスンが役に立つでしょう。

当院で行っているフェルデンクライス・グループレッスン呼吸と動きのレッスンは、ゆっくり着実に身体との向き合い方を学ぶ機会を提供しています。今までお話ししたことに対してとっても役に立つレッスンだと思います。プロスポーツ選手から老人までどなたでも参加可能ですので、少しでも気になった方はお気軽に参加してみてください。

フェルデンクライス・・・毎週木曜日10時~60分

呼吸と動きのレッスン・・・毎週木曜20時~60分

レッスンでは床に寝ころんで簡単な動きを行います。動きやすい服装で来られるか、着替えをご持参ください。

 

 

「そまと」は奈良市の大和西大寺駅と平城駅から徒歩6分。ならファミリーまで歩いて2分の自然療法院。

東洋・西洋・世界各国の療法を織り交ぜたホリスティック療法で、原因不明の症状やなかなか良くならない慢性症状を改善へと導いています。