姿勢の改善
様々な痛みやコリの原因の大きな要因になる「姿勢」。姿勢の改善は、身体を扱う当院にとって一つの大きなテーマです。
こんな方は慢性的な姿勢の偏りがあるかもしれません。
- 肩首のコリや頭痛がある
- 背中や腰の痛みがある
- 股関節や膝の痛みがある
- 姿勢を正しても数分と持たない
- どのように立っても楽じゃない
- 写真に写る姿勢が悪い
- 猫背や反り腰などを自覚している
- 下腹が出ている
- 巻き肩で方が前に出ている
- 肩が上がっている
- 歩くと地面に視線が落ちる
- 仰向けに寝るのがしんどい
- 呼吸が浅い
- 片足立ちが難しい
- ふらつく
- まっすぐ歩きにくい
姿勢が偏っているとこんな悪影響が・・・
1.関節の負担
上の絵の人の左足は大げさにするとこんな感じになっています
この姿勢を続けていると、赤色を塗った部分に重みがかかり、緑の部分には重みがかかりません。このように「ある部分には負担が大きくかかり、ある部分には負担がとても少ない」という姿勢を長く続けていると、負担をかけているところが悲鳴をあげます。負担は均等に分散されている方が健康的です。
2.筋・筋膜の負担
関節だけではなく筋肉・筋膜も同様です。ある一部の筋肉に負担をかけ、ある一部の筋肉はあまり働いていないとなると、負担がかかっている筋肉はいずれ悲鳴(こり、痛み)をあげます。
3.呼吸器や内臓の負担
呼吸器やその他内臓にも圧迫がかかります。
このような姿勢だと前面の肋骨が動きにくくなります。そうすると呼吸が入りにいところが出てきます。呼吸と自律神経はつながりが深いので様々な事柄に影響することが懸念されます。そして内臓への圧迫も部分的に高まり、万全な内臓機能を阻害するかもしれません。
4.気分への影響
姿勢は「気分」との関わりがとても大きいです。これは見逃されやすいですが、とても重要です。
動き・感覚・感情・思考は互いに密接に関連し合っている
モーシェ・フェルデンクライス
姿勢は動きです。姿勢は固定したものではありません。この動き(姿勢)が感情や思考に与える影響は多大です。
5.見栄え
偏りの少ない姿勢は身体的負担が少ないだけではなく美的でもあります。歩きなど様々な動きも美しく見えるでしょう。
当院での改善法
長年かけて染みついた神経系の働きに変化が起きなければ姿勢の変化には至りません。多くの場合、様々な領域に対してアプローチする必要があります。
「今までにいくつかの方法で姿勢改善の為の施術やエクササイズをしたことがあるが、姿勢の変化は一時的なものだった」という方もおられると思います。短縮した筋筋膜をリリースする(指圧のように筋肉に圧をかけたり、ストレッチしたり)だけでは脳神経系が新しい動き・姿勢を再認識せず、一時的な変化にとどまることが多いのです。
姿勢のバランスが偏っているのは結果的には筋筋膜が短く拘縮していたり、弱化している事による事が多いのですが、その筋筋膜が短く短縮していたり、弱化しているのにはいくつかの原因があります。その原因をほっといたままでも揉んだり引っ張ったりすれば短くなった筋筋膜は一時的に緩み(長くなる)姿勢の偏りがなくなるかもしれません。でもその変化は多くの場合、ごく一時的なものになるのです。当院では一時的に筋筋膜を緩めることではなく、筋筋膜の不具合の原因を取り除くことを行います。
その原因をどうやって取り除くの?
例えばある筋肉が部分的に弱化していることで、姿勢に偏りが出ている場合もあります。その筋肉の弱化に関わる原因の1つに、例えば「感覚受容器」や「内臓」などがあります。感覚受容器の働きに偏りがあれば筋肉の働きに影響が出るのはイメージが付きやすいと思います。感覚受容器の働きに対してはカイロプラクティックやフィシオエナジェティックなどで対処します。そしてもう一方の「内臓」が筋肉の弱化につながることはイメージが付きにくいと思いますが、内臓の状態によっては内臓からの神経の反射作用で「ごく限られた部位の筋肉に力が入りにくい」といった現象が起きるのです。そう言った場合は内臓へのアプローチが必要になってきます。
他にも「身体地図」というものがあります。身体の各部位がどこにあるのか。その位置情報がズレていることがあります。脳が把握している身体の地図が間違っている(ズレている)のです。そういった事に対してはフェルデンクライスメソッドで「身体感覚」を使ってワークを行います。
他にも「心理ストレス、トラウマ」や「エネルギーの流れ」や「瘢痕」など、他にも様々な事柄が姿勢を偏らせる原因になりえます。こういった様々な領域を身体の無意識の反応を通して調べ、それぞれに対して一つ一つ丁寧に対処していきます。「心理領域」には心理ワークを、「エネルギー領域」にはエネルギーワークをしっかりと行います。もちろん必要のない事柄には何もしません。
姿勢の改善の為に、必要な場合は「体(筋筋膜・神経・内臓・栄養)、心(ストレス、トラウマ)、エネルギー」これらすべての領域を診ます。
当院での改善例
随分前に数人ほどモニターとして写真を撮らせて頂きました。その写真を掲載いたします。
上の女性の方は施術毎に感想を書いていただきました。以下はこの方の感想文です。
・仕事で、以前ならすぐにしんどくなっていた体勢をとっても、身体(腰)が楽だし疲れにくい。
・肩こりや腰のだるさを殆ど感じなくなった。
・以前は凝った部分を集中的にテーブルの角に当てたり、家庭用のマッサージ機で定期的にほぐしていたが、その必要がなくなった。
・仕事からの帰宅中、駅から家までの少しの上り坂が以前は長く感じたが、今はスタスタ歩けるようになった。
・いつも歩く時、目線を下に向けて歩いているが、施術後は自然と水平の高さを見て歩いている。
・高めのサンダルを履いても安定している。以前はよく足をぐねっていたが、最近は殆どぐねらない。
・施術の回数を重ねるたびに疲れにくい身体になってきている。ハードな日で疲れても回復が早い。
20代男性
上の写真の方は子供の頃からずっと猫背だったとのことです。
当院の4つの強み
1.深い領域にアプローチできる
姿勢が変化するには多くの場合、時間をかけて深い領域が変化する必要があります。それには当院で行う「オステオパシー」「フィシオエナジェティック」「フェルデンクライスメソッド」の3本柱を元にしたホリスティック療法が強みを発揮します。
これらのワークでは圧したり引っ張ったりするだけではなく、「体(神経・内臓・栄養)、心(ストレス、トラウマ)、エネルギー」これら姿勢に関連するすべての領域の問題点をあぶり出し、根本から解決していく強力なお手伝いが出来ます。
2.宿題が効果的
姿勢の改善は基本的にご自身の努力が大切です。施術はご自身の努力を補助するものだと考えていただくぐらいが丁度良いかもしれません。動きの宿題や日常気を付けることなど課題が出されます。
施術をするなかで見つかった「その方に必要な宿題」を出します。フェルデンクライスメソッドのグループレッスンの場合はお1人に対して個別に対応する事はありませんが、参加することでより深く姿勢と向き合うことが出来るでしょう。
3.痛みのないやさしい施術
当院で行う施術は痛みのない繊細な施術法です。無理やり圧したり引っ張ったり、ボキッとやったりはしません。
4.施術のクオリティーの高さ
私は施術業界20年弱、開業15年の実績。本物の療法を探し続け学び続ける熱は年々上がっています。
高いクオリティーで施術を提供するため毎日一生懸命取り組んでいます。
当然!姿勢は変えられる
- 「子供の頃から姿勢が悪いから、今更無理」
- 「色々やってみたが何も変わらなかった」
- 「老化だからしょうがない」
などの言葉を聞くことがあります。姿勢は変えていけるということを体験的にご存じない方にとっては「姿勢改善なんて無理」と思い込んでいる方も結構おられるようです。「全くなんの努力もせずに姿勢を改善したい」と言う事であれば確かに難しいですが、ある程度の努力をすれば、やるべきことをやれば当たり前に姿勢は変わっていきます。
そして当院では「一時的」「今だけ」の変化には興味がありません。施術後のひと時だけ姿勢を良くするだけなら比較的簡単で時間もかかりませんが、またすぐ元のような状態に戻ってしまうのではあまり価値がありません。
一時的な変化ではなく本質的に「姿勢改善」を目指す場合は、自己努力と、そこそこの時間が必要です。姿勢が変わっていくときには少しの姿勢の変化のたびに、その変化をからだが統合する時間(熟成期間)が必要です。そして統合したらまた少し姿勢を変える、そしてまた統合(熟成)させる・・・その繰り返しで着実に姿勢を変えていく事を、当院では強力にお手伝いいたします。
「そまと」は奈良市の大和西大寺駅と平城駅から徒歩6分。ならファミリーまで歩いて2分の自然療法院。
東洋・西洋・世界各国の療法を織り交ぜたホリスティック療法で、原因不明の症状やなかなか良くならない慢性症状を改善へと導いています。