小児オステオパシーの国際セミナーに行ってきました

数日前まで小児オステオパシーの国際セミナーを受けに数日間東京に滞在していました。3年がかりの小児シリーズ、今年で2年目です。講師は元医学部教授のアメリカ人オステオパス。世界を飛び回っている超大御所です。

オステオパシーって耳にしたことがありますか?最近は少しばかり、オステオパシーをやっているという治療院が増えましたので言葉だけは聞いたことがある方も増えたかもしれません。ここではオステオパシーに関する詳細は書きませんが、私がいま最も力を入れているものの一つがこのオステオパシーです。「いま最も力を入れている」と言ってももう学び出してから10年ぐらい経ちますが。まだまだこの先も10年以上は相当力を入れていくと思います。

で、このオステオパシー。オステオパシーと言っても色々あるようです。他の院でオステオパシーを受けた方が当院でオステオパシーを受けると「え?オステオパシーってこういうのだったの?」と驚かれる方が結構おられます。他の院で受けたのとは全然違うらしいのです。なぜ違うのかは色々な理由があるでしょうが、オステオパシーと一言で言っても何を大事にしているかで施術は随分と違ったものになります。

息子にも時々オステオパシーをしています

今回学んだ小児オステオパシーの対象は0歳から11歳ぐらいまでの子供に対するオステオパシーです。0歳・・・・例えば生まれて間もない子供にどのような施術をするのでしょう?産道を通る時の頭蓋の歪みをグイッと修正?。頸椎の歪みをバキッと矯正?。筋筋膜の拘縮を押したり引っ張ったりしてリリース?。そういったやり方ですばらしい成果をあげる方もおられるのかもしれませんが、当院ではそういったやり方はしません。幼児もスヤスヤ寝てしまうような、そんなやり方です。感覚的な言葉で言うと、矯正・修正ではなく健全を広げるのです。それは外からみると殆ど何もやっていないように見える微細な施術です。長年治療業界に身を置き、これが最も害がなく、そして最も強力であると確信しています。これは幼児や大人や老人や難病奇病など関係なく、全てを貫く一つのオステオパシーの真髄です。そして大人にオステオパシーをするときも、幼児が寝てしまうこの方法で行います。ボディービルダーのムキムキが来ても、幼児に対する施術と基本的に変わりません。(この話は典型的なオステオパシーを行う時に限定したものです。小さな子供には大抵オステオパシー単体での施術を行います。大人には必要に応じてフィシオエナジェティックや心理療法や栄養療法など色々織り交ぜます。)

当院のオステオパシーは外から見ると殆ど何もしていないように見えます。施術を受ければ何が起きているかわかるかもしれません。もしかしたら施術を受けてもわからないかもしれません。いずれにせよ、お子さんに施術をしているところを付き添って見ていただいても、何をしているのかわかるものではありません。そして行っている内容は専門的過ぎるので説明して理解できるようなものでもありません。殆どの場合、結果で判断いただくしかありません。幸いお子さんを連れてこられる多くの方は、すでにご自身が当院でオステオパシーを受けて改善した方なので話が早いのですが、全くの新規の方の場合は初回で目に見える結果が出なくては2回目の来院モチベーションが保てないかもしれません。ですが多くの子供は変化が早く、幸いほとんどの方が初回で大きな変化に気づくようで、続けて来院いただいたり、改善のご報告をメールで頂いたりします。

でもまあ、何も変化を感じない方の場合も、3回ぐらいは通って様子を見てもらいたいなーと思います。水面下で順調に変化しているのに初回でやめてしまってはもったいない。親が変化に気づかなくても体はどんどん良い方向に変化している場合もあるでしょう。


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