子供への施術
「院には何歳ぐらいの方が良く来られるんですか?」
と聞かれることが良くありますが、当院に来られる方の年齢層は幅広く、1歳から80代ぐらいまでの方が来院されています。親子3世代で来院されている方も多くいらっしゃいます。
どちらかと言えばお年寄りは少なく、若い方の様々な原因不明の症状を診ることが多いです。そのなかでも年々子供への施術が多くなってきたように思います。
子供にはどんなことをするの?
年齢によります。
1歳から未就学児ぐらいまでは、ほぼ触れているだけのタッチで「深部の呼吸・液の流れ」を整えることが多いです。「呼吸・液の流れ」は自然治癒力の根幹です。
「深部の呼吸・液の流れ」を整えることで今まで様々な症状が改善されていくのを目にしました。その施術の際、圧したり捻ったりはしません。こちらの力で身体の中を弄り回すようなことは一切せず、身体が自分で整っていくことを促し待ちます。 |
それより大きくなった子はもっといろいろな事がやりやすいのでフィシオエナジェティックで様々な検査をしたりフェルデンクライスメソッドで動きを整えたりすることもあります。
↑モーシェ・フェルデンクライス博士 フェルデンクライスメソッドの個人レッスンの様子です。 |
子供にも受けさせたい施術
今私が院で行っている治療法は自分の子供にも受けさせています。ですが今まで学んだ様々な治療法の中で子供に受けさせたいとは思えるものは限られた治療法のみでした。 |
今まで色々な治療法を学んできました。そうすると治療法にはいくつかの方向性があることに気づきます。それらを(ちょっと無理やりですが)大きく2つに分けると、「施術者が患者を変える治療」「患者が変わるのを促す治療」とに分けることが出来ます。
施術者が患者を変える治療
どういうことかというと、
- グッと圧をかけて形を変える(矯正とか筋膜リリース、ストレッチ、マッサージなども狭義の意味でこの部類に入れます)
- 薬で生理的反応を抑制する
- 氣を入れる
これらを乱暴にまとめると「施術者が患者を変える」治療法です。「施術者が症状に対して直接働きかける」事をしています。巷の治療法の多くがこれにあたりますが、私は極力この方法をとりません。使うこともありますが第1選択肢ではありません。
なぜなのか事細かに言い出すととても長くなるので言いませんが、例えば自分の子供を誰かの視点でジャッジして、外圧で変化させたいと思いますか?もちろんこういった方法が有効な事もありますが、どちらかと言えば子供の中の自然な力を引き出すのを手伝ってあげることで良くなっていくなら、その方を選びたくないですか?
患者が変わるのを促す治療
当院ではできるだけこの視点を大事にしています。
急性の症状なんかは別ですが、慢性の症状に対しては特にこの視点がないとなかなか良くなっていきません。施術者による強制的な、一時的な変化ではなく、治癒力が患者を治してくれるようになってもらいたいのです。
例えばグレた子供の悪いところを逐一見つけてガミガミ怒って治していこうとするより、良いところを引き延ばしてやさしく面倒を見てあげれば、悪いところが自然となくなっていくようなプロセスと言いましょうか、そんなことが身体でも起こります。このような変化を促す療法を使うことも多いです。
他にも
- 薬のように「症状を抑える」よりも、根本原因を探す
- 解毒をする際もできるだけ「強制的に解毒させる物質」を身体に入れるのではなく、「自然と解毒が進む身体にしていく」。
- 部分ではなく全体を見て治癒を邪魔しているものが変化するように促す
- 選択肢を増やす
などを通してより根本的な変化を狙います。
なによりこういった方法の良いところは、身体の叡智を邪魔しないところでしょう。
子供は反応が早い
様々な症状の子供を診ますが、たいていの場合はとても反応が早いです。良くなるスピードがとても速いということです。
数か月続いていた不調が「え!?もう?」と思うぐらい、電光石火の速さで改善されることもしょっちゅうです。もちろん人によって期間はまちまちで行き詰まることもありますが。
そもそも本当に病気?
子供を連れて来院される方の多くに「病院では特に原因は見つからなかった」「色々病院を回ったが行く先々で違った診断をされる」といったものがあり、「しんどいというけど本当にうちの子はどこか悪いの?仮病?」といった思いに駆られている方も多くおられます。
そういったお子さんの場合、不調により不登校になっている子も多いです。当院でも様々な理由で不登校になっているお子さんが来院されます。
続く・・・・→具合が悪くて学校(幼稚園)に行けない
「そまと」は奈良市の大和西大寺駅と平城駅から徒歩6分。ならファミリーまで歩いて2分の自然療法院。
東洋・西洋・世界各国の療法を織り交ぜたホリスティック療法で、原因不明の症状やなかなか良くならない慢性症状を改善へと導いています。