副腎疲労症候群(アドレナルファティーグ)
- なんだかよくわからないけどいつも疲れている。
- うつ傾向。
- 漠然とした疲労感。
そんな感覚がある方はアドレナルファティーク(副腎疲労症候群)かもしれません。
アドレナルファティーグは1990年代に米国の医師であるジェームズ・L・ウイルソン博士によって提唱されたとても新しい考え方です。まだ医学の分野で認められた症候群ではありません。ですので病院で色々な検査をしても、副腎疲労かどうかは調べることができません。ですが臨床の現場ではとても重要な概念として広がりつつあるものです。
副腎って?
副腎は腎臓の上にちょこんと乗っかる内臓器官です。
副腎は「ストレスの腺」ともいわれ、様々なストレスに対応するホルモンを分泌し、人間関係や病気や仕事など様々なストレスに体が対処できるように活躍します。
そのストレスとはあらゆるストレスの事。ですので回復力、耐久力、エネルギーなどにも大いにこの副腎が関係しています。
そして副腎から分泌されるホルモンは体内の主要な生理的過程の全てに大きな影響を与えているため、副腎機能が弱れば体内の全ての臓器が多大な影響を受けます。そして疲労感が強まり、イライラしたり、集中力がなくなったり、様々な不調を持つようになります。そうするとはたから見れば「怠けている」ように見られやすいかもしれません。ですが本人は日常をこなす為に人一倍頑張らなくてはならなくなっているのです。
副腎疲労の段階
副腎の疲労段階は①(抵抗期)→②(抵抗期の末期)→③(疲弊期)の順で進んでいきます。
①抵抗期
少々ストレスがあるぐらいの方が元気っていうくらいバリバリストレスに対処して元気。(でも副腎は沢山働かされている)
②抵抗期 (末期)
朝起きるのがしんどい、寝ても疲れが取れた気がしない。コーヒーなどカフェインを摂りたくなったり、塩分や甘いものが頻繁にほしくなる。運動すると疲労感が残る。 パニック・不安状態。
③疲弊期
バーンアウト。布団から起き上がれない。ウツ症状。かなりの慢性的疲労感。塩分・甘いものへの異常な枯渇感。
今どの時期にあるかで対処法が変わってきます。
副腎疲労症候群の症状
副腎疲労症候群になるとどんな症状が出るか、より詳しく見てみます。
- 慢性疲労
- 睡眠をとっても朝に快活さがない
- 運動後に疲労を感じやすい
- 緊張、イライラ
- 風邪をひきやすい、肺炎、気管支炎
- 頭痛がある
- アレルギー症状
- 化学物質過敏症
- 立ち眩み
- ウツ、ひきこもり等の心の症状
- 15時から18時の強烈な睡魔
- 不眠症(なかなか寝付けない、目が覚める)
- リウマチ
- 高血圧
- PMS
- 怒りやすくなった
- おなか周りが太りやすい
などなど。
当院での施術
当院では「体の声を聴く検査法」を使って、治り方を体に教えてもらう療法を行います。
具体的には筋反射テストの一種であるフィシオエナジェティク検査や、オステオパシーの検査法で根本原因を調べ施術を施します。
そして問題のある分野に適切な処置をします。ではどんな分野にどんな療法を行うか一部ご紹介いたします。
1.心理的ストレス
副腎は様々なストレスに対応し、心身が元気でいられるように働いています。体にかかる様々なストレスはもちろんですが、心理ストレスが副腎疲労の大きな原因だと言われます(副腎疲労の80%の原因は心理ストレスだという説もあります)。
「ストレスの一つ一つは小さくても、途切れることなく慢性的に続いている」そんなストレスが副腎の疲労を招きやすいパターンです。 大きな音でビックリするような短時間での大きなストレスよりも、長く続く心配などのほうがよっぽど副腎への影響が大きいということです。
心理的ストレスを溜めやすい性格傾向、PTSD、親しい人との別れ、離婚など様々なストレス原因があります。当院ではそういった心理ストレスに対してストレスが解放されるセラピーやトラウマ療法などを行っています。
フラワーエッセンスという花のエネルギーを利用した心理療法やFAP療法、その他、心が必要とする解決に導く為に様々な療法を準備しています。
2.構造的問題(筋肉や骨格)
例えば姿勢を猫背にしすぎて副腎を圧迫してしまっていたり、体の中で大腰筋という大きな筋肉が副腎を圧迫していたり。そういった場合は姿勢の改善や、直接内臓を取り囲む筋膜の筋膜リリースが必要になってきます。
3.他の臓器との関係
他の臓器が関係しているかもしれません。例えば視床下部や下垂体との関係(HPA軸)、肝臓などの機能低下のせいで副腎の働きが弱っている場合もあります。
HPA軸の不調
脳と副腎の関係でHPA軸というものがあります。
ストレス
↓
視床下部
↓(副腎皮質刺激ホルモン放出ホルモン)
脳下垂体
↓(副腎皮質刺激ホルモン)
副腎
この一連の流れの中で、どこかでホルモンが出ていないところがあれば副腎は働きません。そういったことに関しては筋反射テストで検査して、副腎がうまく機能していない原因を探ります。結果によってはオステオパシーの頭蓋療法や内臓マニュピレーションを行います
4.ハーブ療法や栄養療法
副腎の回復のために伝統的植物療法や栄養療法が役立ちます。伝統的植物療法では、シベリア人参やロディオラやアストラガルス他、様々なハーブの中でクライアントの体質に合ったものを選別します。栄養療法ではパントテン酸や各種ビタミン、亜鉛やマグネシウム等々の不足を検査し、足りないものがあれば補います。
5.感受性が強すぎる(影響を受けすぎる)
例えば「人の多いところに行く」「機嫌の悪い人が近くにいる」「悪い気を感じる」など、ひとから「もらいやすい」と言えばよいのでしょうか。人からの影響をとても受けやすい方もおられます。こういった方もまた当院の得意分野のようで、当院に来院される方は感受性の強い方が多いのですが、当院の施術がとても役立っているとみなさんからお聞きします。
こういった感受性の強い方から「こちらの院は安心して来ることができる」と言っていただくことがとても多く、うれしい限りです。
感受性が強すぎる方にも様々な改善法がありますので、そういった方は一度ご来院ください。
6.食事
コーヒーなどのカフェイン飲料はコルチゾールの分泌を促し副腎を疲弊させる要因になります。他には精製された炭水化物です。具体的に言うと砂糖や小麦など、急激に血糖値を高める食品は結果的に副腎を働かせることになるため、副腎疲労を加速させます。他にも色々と副腎を疲弊させる食品がありますので、必要に応じて食事指導をしています。
なんだかいつも疲れてないですか?
そういえば毎日疲れているような気がする・・・・そんな方は一度当院で調べてみるといいかもしれません。
ご予約
ご予約はお電話 0742-36-3330 (9時から20時) かメール予約にて受付いたします。
当院の強み
1.療法が素晴らしい
当院で行う「オステオパシー」「フィシオエナジェティック」「フェルデンクライスメソッド」はとても素晴らしい療法です。長年レベルの高い療法を探し続けてたどり着きました。
以下の先生達は私が行っているオステオパシー・フィシオエナジェティック・フェルデンクライスメソッドをドイツやアメリカで実践している医師や博士です。
これらの療法をクオリティーの高い状態で提供するため、毎年彼らから真剣に学び続けています。
オステオパシー(Dr.トム)
2.痛みのないやさしい施術
当院で行う施術は痛みのない繊細な施術法です。無理やり圧したり引っ張ったり、ボキッとやったりはしません。 ついつい寝てしまうぐらい心地の良いものです。
3.宿題が効果的
施術をするなかで見つかった「その方に必要な宿題」が出ることがあります。できるだけ頻繁に通院しなくても良くなっていく為に、今一番必要な事柄を厳選してお伝えいたします。
自然療法で根本的な改善をお手伝いいたします
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「そまと」は奈良市の大和西大寺駅と平城駅から徒歩6分。ならファミリーまで歩いて2分の自然療法院。
東洋・西洋・世界各国の療法を織り交ぜたホリスティック療法で、原因不明の症状やなかなか良くならない慢性症状を改善へと導いています。