枕が自分に合わない。自分が枕に合わない。
合う枕、合わない枕。確かにあるでしょうが、何個買い替えてもぴったりくるものが見つからない場合、ちょっと違った角度で考える必要があるかもしれません。
枕が合わない
「枕が合わない」と感じている方は、どういった理由で「合わない」と判断しているのでしょう。
おそらく
「寝転んでいると段々首がしんどくなってきたり、色々体勢を変えて寝てみても必ずどこかにリラックスしきれていない部分が残っている感じで・・・何だか寝苦しい。」
「寝る前よりも朝起きたときの方がコリを感じる。枕やマットが合っていなくて寝ている間にコリが出来たのかも」
そのように考えている方は多いと思います。
極端に高すぎる枕など明らかに選択を間違っている場合は置いといて、いくつかの枕を試してどれもしっくり来ない場合。枕を変えるより、あなたを変える事を考えてみませんか?
わかりやすくするため極端な例を
例
このような人がいたとします。赤い線の部分が筋・筋膜が短く伸びなくなっているところです。
この筋筋膜の短縮のせいで身体がS字にゆがみ、脱力状態では身体がまっすぐにはなりません。
この方が左側を下にして横向きに寝たとき、高い枕が必要なのは想像がつくと思います。
左肩を下にした場合
高い枕を使うことで①の筋が無理に引き伸ばされたりしないので①のあたりは楽になるのですが、
そのとき②はどうなるでしょう?②の筋は寝転んでも依然突っ張ったままで、その周辺の組織は影響を受けマットにベタッと体重が乗りません。
②の周辺に寝心地の悪さを感じるのはその為です。
右肩を下にした場合
右側を下にしたときに枕をすると、
自由に伸びることが困難な①の筋が引っ張られて寝苦しくなるでしょう。しかし、②の筋は突っ張りが減り少し楽になるかもしれません。
いづれにせよ、あちらが立てばこちらが立たない状態になります。
上手くあちらこちらの部位を枕やタオルでサポートしベストポジションを作ったとしても、寝返りを打ったとたんに水の泡。
じゃあどうすればいいの?
解決法
そもそも①や②の筋筋膜の短縮がなければ、少々枕が高かろうが低かろうがリラックスして重力に身を任せられます。
枕が悪いのではなく、その場その場で体が柔軟に動いていないことが原因なのです。
枕を変えるのもいいですが、筋膜リリースで筋筋膜の短縮を軽減し、フェルデンクライスでより環境に適応できる、より居心地のよいからだにしていくことに目を向けてみてもよいかもしれません。
「そまと」は奈良市の大和西大寺駅と平城駅から徒歩6分。ならファミリーまで歩いて2分の自然療法院。
東洋・西洋・世界各国の療法を織り交ぜたホリスティック療法で、原因不明の症状やなかなか良くならない慢性症状を改善へと導いています。