ぎっくり腰
先日立て続けにお2人の方がギックリ腰で来院されました。
1人はタクシーで。もう一人はご家族の車で。
お2人ともまともに歩いてこれない状態だったので車で来院されたようです。施術所のベッドに座るのも寝転ぶのも、痛みをこらえながらなんとかやっているという感じです。
施術の結果を結論から言うと、施術後はお2人とも何の問題もなくスタスタと歩いて帰られました。
とっても良い結果で私も一安心です。
36時間以内にオステオパシーを受ける
今回は「痛みがなくなった」という意味でとても良い結果でしたが、毎度の施術でそうなるとは限りません。良い施術ができても即座に痛みが取れないこともあります。過剰な緊張を鎮め、歪みのエネルギーのバランスを整えれば、たとえ施術後に痛みが残っていたとしても自己治癒力は向上しています。
捻挫や外傷・事故などでひどく痛めた体は、時間と共にその損傷のエネルギーは広がって定着していきます。歪みが広がっていくと言えばよいでしょうか。
そしてオステオパシーの世界では捻挫や外傷・事故などは損傷後36時間以内にオステオパシーを受けると予後が非常に良いと言われています。36時間以内なら損傷のエネルギーで歪みが広がり定着している度合いが随分ましなようです。
ですのでできれば損傷後36時間以内に施術を受けるのが理想です。
もちろん36時間を過ぎても施術を受ける意味はありますよ。
随分前は医学的にもギックリ腰では安静第一というのが常識でしたが、今は常識が変わり上手に動かした方が治りが早いことがわかってきました。オステオパシーでは以前から早めの治療が良いと言われてましたが、現代医学も早めの治療・運動が良いとの見方になってきたようです。
当院では
当院ではギックリ腰の改善にあたって、腰周辺ばかりに原因を求めることはしません。
ギックリのショックで起きた過緊張をほどき、バランスを回復させるには身体全体の調和を取ることが結果的に改善の近道となります。
今回のクライアントの場合も、腰の痛みがあるところには1度も触れずに施術を行いました。触れる必要がありませんし、触れないほうが良かったからです。主に頭蓋や頸椎(首まわり)や胸椎(胸まわり)の調整や経絡バランスを整えることが多かったです。
場合によっては腰周辺がメインになることもあります。いずれにしても身体が必要としていることを見極めて全体を考慮に入れた施術を行います。
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