歯周病

歯周病になると歯茎が腫れたり、歯磨きをしているときに血が出たりします。こういった症状があるときに歯周病を意識する方は多いと思います。ですがこういった症状は歯周病の一部の症状で、ひどくなると歯を支えている骨が解け、歯茎が痩せていきます。

vector image tooth Periodontitis disease

歯周病の原因

一般的には、殆どの原因は菌によるものだと言われています。

食事などで歯に発生した歯垢1mgの中には10億個の細菌が住みついていると言われています。この歯垢が歯肉に炎症を起こし、やがて歯を支える骨を溶かしていきます。

抗生剤を処方された方への施術

以前から当院で施術を受けていた方が、歯科医院で歯周病と診断され、抗生剤を処方されたということで当院に来院されました。

歯科医院で検査したところ「菌が増えているので抗生剤で除菌しましょう」と言われたようです。ですが抗生剤を飲むことに疑問を感じ、当院でこの事を相談されました。

当院では口の中の症状でも、原因が口の中だけにあるとは考えません。歯垢が増えやすくなる理由や、増えた歯垢に対する自浄作用なども、ストレスや栄養状態、呼吸の仕方や生活習慣などに大きく左右されるでしょう。

部分ではなく全身の健康状態を考えた時、当院では基本的に抗生剤には反対です。今すぐ抗生剤で良い菌も悪い菌も一掃しなければいけない時は抗生剤が大活躍するでしょうが、そのような時は滅多にありません。抗生剤によって口の中の悪い菌を一掃できたとしても、腸内細菌のバランスにダメージが来ることが予想されます。

それに口の中の菌の状態を良好に保つためには、腸内の菌の状態を良好に保つことが大切です。というのも、皮膚・口・腸など様々な部位に様々な菌が住み着き、そのそれぞれが互いに影響しあっているということが近年明らかになってきています。口の中の菌の状態は、口の中だけで完結するものではないのです。

話を当院のクライアントに戻しますと、歯周病で来院されたクライアントを検査したところ、腸内細菌のバランス異常が見つかりました。そして腸内細菌のバランスを改善するためのハーブなどをオススメし2か月近く経過したころ、そのクライアントから連絡がありました。

歯科医院へまた行って検査したところ、歯科医師から「菌は全くいなくなってますね、抗生剤が利きましたね!」と言われたとのことです。ですがこのクライアントは結局、処方された抗生剤は一切飲まずに当院でオススメしたハーブだけを摂っていたとのことでした

当院で施術をして歯科医院で菌の検査をしていただく。結果的にこのような形になりましたが、こんなコラボ(笑)は初めてで、良い経験をさせていただきました。

※ただ、医師には伝えずに自己判断で薬を飲まないのは基本NGだと思います。とっても言いにくい場合が多いと思いますが医師に相談する、もしくは考えの合う医師を探すことも大事な事だと思います。

色んな領域を良くしていく

口の中など一部になんらかの症状が出ていたとしても、症状は様々な領域の不具合の結果として表れているものだと考えるほうが、より健康へと向かう考え方であり、様々な症状を改善へと導く最も強力なものであると考えています。

例えば歯周病菌が増える理由の1つが、姿勢から来る噛みしめの影響であったり、栄養不足であったり、心理ストレスから来る口内の乾きすぎであったり・・・・口の中だけではなく色々な領域で原因が考えられます。

当院では、筋骨格系を整える。腸内環境や栄養状態などを整える。心理ストレスを減らす。神経系の働きを整える。経絡などエネルギーバランスを整える。など様々な領域を整えることで、なかなか治らない症状に対してとても良い結果を出しています。

 

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東洋・西洋・世界各国の療法を織り交ぜたホリスティック療法で、原因不明の症状やなかなか良くならない慢性症状を改善へと導いています。

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