最新のアルツハイマー病の改善法
アルツハイマー病は治らない?
アルツハイマー病は治る病気なのでしょうか?ほとんどの方は、一度アルツハイマー病になってしまったらもうどうしようもないと思われているのではないでしょうか?
アルツハイマー病など神経変性疾患の世界的権威である、デール・ブレデセン博士は書籍の中でこのように言っています
この数十年、世界一と言われた神経学者たちが、この病に打ちのめされてきた。政府機関や製薬企業、バイオテクノロジーの専門家たちにより、治療薬の開発と試験に莫大な費用がつぎ込まれた、しかし、99.6%は見るも無残に失敗し、試験段階を終えることすらなかった。市場に出た0.4%の薬に期待して「結局、効果がある薬が1剤あればいいじゃないか」と思った人はもう一度考えてほしい。なぜなら米国アルツハイマー病協会の見解は、「本当に新薬と言えるアルツハイマー病治療薬は2003年以来、認証されておらず、現在認証されているアルツハイマー病治療薬には、病気の進行を止めたり、遅らせる効果はない」であり、今日使用できるアルツハイマー病治療薬には4剤については「物忘れや混乱状態は軽減されるかもしれないが、その効果は期間限定的」だという厳しいものだからだ。
アルツハイマー病の真実と終焉
とのこと。希望も何もありません。
しかしこの「アルツハイマー病の9割が改善する」と主張する人物がいます。それが前述のブレデセン博士です。
以下ブレデセン博士の考えを元に文章をまとめてみました。
もし身近にアルツハイマー病や認知症の方がおられ、何らかの手助けを探されている方は、ぜひ以下をご覧ください。
アルツハイマー病の原因
アルツハイマー病の原因の有力な説は「アミロイドβ仮説」です。脳内にアミロイドβというたんぱく質が蓄積し、それが脳細胞を破壊するというもの。
そういうことならアミロイドβを薬で排除できれば効果がありそうなものですが、そううまくはいかないようです。なぜなら今までアミロイドβがなぜ蓄積するのかの原因が解明されていなかったからです。
アルツハイマー病は一種の防御反応
アミロイドβはどういったときに蓄積するでしょうか?これに関してブレデセン博士は
「脳が炎症から身を守ろうとしたり、有益な物質が不足していたり、有害物質の流入と戦っているとき」
と言います。
要は脳に関わる環境が悪化したときに、アミロイドβは脳を守るために活躍するのです。
アミロイドβは脳細胞を破壊する敵ではなく、私たちの味方だったのです。ですが脳に対する猛威が続き、一向に収まらない状況が長く続いたとき、アミロイドβは脳のシナプスを破壊しだしてしまいます。
このように長期にわたってアミロイドβが蓄積してしまう環境があると、脳はダメージを受けます。このようにしてアルツハイマー病が進行するのです。
このようにアルツハイマー病は炎症や感染から身を守った、防御反応の結果に起きているということです。
最新のアルツハイマー病の治療法
ということはアルツハイマー病の原因となるアミロイドβを蓄積させないためには、脳に脅威を与えなければよいということです。
そして、この考えに基づいて治療を行い、ブレデセン博士は500人以上のアルツハイマー症患者を改善させたと言います。
ではその脳の脅威は何かというと3つあります。
3つの脳の脅威
- 炎症
- 栄養(不足やホルモンバランス)
- 毒素(化学物質や重金属など)
この3つが脳の健全な状態を阻害し、防御反応を誘発するのです。
ではこの3つの猛威をどのようにして解消するのでしょう?ブレデゼン博士が沢山の方法を提示しています。一つ一つ挙げるときりがないぐらいに沢山あるのでごく一部を紹介いたします。
たとえば脳の炎症の改善には・・・
- リーキーガット症候群の改善
- 活性酸素を減らす
- 化学物質や重金属の蓄積を低下させる
- インスリン抵抗性の改善
このような事柄が重要になってきます。
例えばリーキーガット症候群になると腸が痛み、本来血中に入るべきではない菌や毒素や重金属などが血中に入ってきます。そして活性酸素は脳血液関門へダメージを与え、本来脳に入るべきではない物質を脳へ運んでしまいます。そうすると脳へ菌や毒素が入りやすくなり、脳は猛威にさらされます。こういったことを防いでいくことが大事なのです。
具体的にはハーブ(植物療法)を摂ったり、食生活を見直したりして治療して行きます。
ブレデセン博士が推奨する療法はこのような栄養療法やハーブ以外にも、睡眠の改善や運動など多岐にわたります。その多くが当院で行っている自然療法です。アルツハイマー病の改善のために、当院ではブレデセン博士が推奨する療法以外にも、フィシオエナジェティックやオステオパシーなどの柱とする素晴らしい療法がありますので、その療法を軸に必要な自然療法を行っていくことになります。
アルツハイマー病には自然療法
アルツハイマー病は先天的に身体に機能不全があったから患うというものではないし、手術で取り除いたりするものでもなく、日々の生活を総合的に整えていくことで予防・改善が可能なものだという事なのです。
当院が以前から行ってる自然療法が、そのままアルツハイマー病の改善に役立つということがプレデセン博士の書籍から読み取れます。
アルツハイマー病は、診断される15~20年前にすでに予兆が見られているケースがほとんどだと言います。慢性的な脳の脅威と共に、アミロイドβの蓄積はおそらくとてもゆっくり進行していくのだと思います。
フィシオエナジェティック検査で不具合を見つけ出し、アルツハイマー病の3つの危険因子「炎症」「栄養の過不足」「毒素」の改善に取り掛かりましょう。
そまとは奈良県奈良市の自然療法院。難しい症状専門。オステオパシー、フィシオエナジェティック、フェルデンクライスメソッドを柱とした総合療法を行っています。