木津川マラソンに参加しました

先日は娘と木津川マラソンに参加しました。

距離は3km。普段は全くランニングなどしないのですが、3km程度なら大したことはないだろうと練習もせずに当日を迎えました。

当日はこの極寒の2月なのに雨模様。そして私は数日前から風邪ひきで肺にまで炎症が進んでいるようで息苦しい・・・。でも申し込みもしたし、娘も楽しみにしてるし、3km程度ならなんてことないから休まず出場。

「走るの久しぶりだから自分がどれくらい走れるのかわからないなー。調子よく走れたら上位狙っちゃう?」ぐらいの余裕気分でした。

今回は家族で出場したので、娘と手をつないで同時にゴールしなければいけないルールになっています。ですので私が娘よりも遅くなってしまって、ゴール前で娘を待たせるようなことにはなりたくありません。

「用意、スタート!」

走り始め100mぐらいで「??からだ重い感じだな・・」

400mぐらいで「息が切れるというより肺が痛い・・普通横っ腹じゃないの?痛くなるのって。」

1kmぐらいで「あれ・・もうすでにバテバテ、3km無理かも・・・」一気にペースダウン。

娘もかなりしんどいようで私のペースにぴったり合わせて二人で並走を続けます。あとで聞くとずっと横っ腹が痛かったらしいです。

1.5kmの折り返し地点を超えたころにはもうなんと言っていいのか、マラソンの時のリズムの良い呼吸にどうしてもならず溺れているような感覚。足が進みませんし肺の痛みは増すばかり。

こんなにヘロヘロになることは予想していなかった分、余計に混乱と「娘にどんどん置いていかれるんじゃないか、それどころか走ってゴールできないんじゃないか」という不安が渦巻きます。

相変わらず娘とは並走しており、娘もかなりしんどそうです。ペースはまた更に落ちていきました。

そして私の気分は

「ああ・・足が上がらなくなってきた・・」「肺が痛い・・」「半分の距離でこの疲労度ならどう考えてもゴールまで体力もたないんじゃ・・・」「息を吸っても吸っても肺が吸収していない感じ・・・」「もっとこんな風に息を吸ったらいいのかな・・うまくいかないな・・」

そんな事を考えていた時に

「ハッ!」

っと気づきました。予想外の不調と肉体的な不快感に惑わされ、気が付けば私の意識の方向は「しんどいこと」へとばかり向いていた。

そんな自分に気づいたのです。

これではいけません。

目線は地面を見ていて視野が狭くなり、音は苦しそうな呼吸の音に意識が向いています。からだの意識はとても不快な身体の感覚に向いています。

比率で表すと、一時的に私の心は「不快:快=10:0」という感じで不快感でいっぱいです。

こんな時は一度、外に意識を向けてみるのがいい。

目線を上げて周りを見渡してみます。

私の中に起きているドタバタとは違い、外の景色には静寂と自然のエネルギーとを同時に感じ取ることが出来るような、そんな美しさがありました。その静寂と自然のエネルギーを感じ取る。それを行っているときは、

「ぜーぜー言って苦しんで走っている自分」

だけではなくなります。

「景色を見て気分が良くなっている自分」

もそこにいることに気が付きます。

今度は「ぜーぜー苦しんでいる自分」「景色を見ている自分」を俯瞰して高いところから眺めます。

そうすると、普段は夜遅くまで充実して働き、休日に娘とマラソン大会に出てヒーヒー言っている自分が見えます。娘も一生懸命走っています。

なんかとっても平和な風景です。

そしてもっと視点を高めます。そうすると周りのランナー達にも共感を持った意識が向きはじめます。共感と共に自分の存在が小さくなって行き、他の沢山の方たちと命を共にしていることに気づきます。

そうしていると、さっきまでの不快感で一杯の自分自身

「不快:快=10:0」

の自分はそこにはいなくなっています。もちろん体の疲労は以前のままですが、しんどがっている自分は私の中ので小さな存在になり、むしろ生きている幸せを感じている自分が大きくなっています。

このようにして気持ちが軽くなると、体のリズムも取れて来るもの。タイムは遅いものの、後半からは気持ちよく走ることが出来、ゴールまで完走することができました。(たった3kmで大袈裟ですが(笑))

 

 

私は具体的なテクニックとして「外の景色を見る」ということをまず行いました。それでちょっとした隙間が空いたといいましょうか、何かが入り込む隙間が生まれ、新しい風が吹き、うまく自分好みの方向への変化の波に乗ったわけです。

こういった具体的な「やりかた」は皆さんも沢山身に着けていると思います。(意識的であれ無意識であれ)。そのやり方のおかげで悪い状況が堂々巡りになる場合もあるかもしれませんが、多くの場合うまく働いて良い状況を作り出している事と思います。

でもどうもうまくいかない時もあるでしょう。そんな時はあまりにも余裕がなくなっているのかもしれません。空くべきところに隙間が空かないのです。

そんな自分に気づいたら「そまと」にGo!です(笑)

体のバランスを整えて、経絡の流れを整えて、動きを整えて、内臓の働きを整えて・・・・自然治癒力がしっかり働く体づくりがきっとお役に立ちます。

 

 

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「そまと」は奈良市の大和西大寺駅と平城駅から徒歩6分。ならファミリーまで歩いて2分の自然療法院。

東洋・西洋・世界各国の療法を織り交ぜたホリスティック療法で、原因不明の症状やなかなか良くならない慢性症状を改善へと導いています。

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