グルテン不耐性

最近「グルテンフリー」という単語を見かけることが多くなりました。

特に欧米の商品等は食品以外のもの(シャンプーなど)にも「gluten free」と書いてあったりします。グルテンフリー、実践されていますか?

グルテンって?

グルテンは小麦や大麦やライ麦などに含まれるたんぱく質です。

ではなぜこのたんぱく質が話題になっているのかというと、日本人の多くがグルテンを消化する能力が低い体質であることが分かったことや、グルテンにアレルギーがある人もいることが分かったからです。

この「消化する能力が低い体質」のことを「不耐性」と言います。

ではグルテンをうまく消化できないグルテン不耐性によって、どんなことが起きるのでしょうか?

グルテンの害

  • 頭痛
  • めまい
  • 腹痛
  • 膨満感
  • アフタ性潰瘍
  • 便秘、下痢
  • 食欲不振
  • 口内炎
  • 1型糖尿病
  • 大動脈血管炎
  • 味覚障害
  • 関節炎
  • 早期閉経
  • リウマチ、若年性関節リウマチ
  • 不眠
  • 生理痛
  • 乾癬
  • 多発性硬化症
  • 湿疹
  • 狭心症
  • 喘息
  • 舞踏病
  • 自然流産
  • 肥満
  • アジゾン病
  • むくみ
  • ADHD
  • 脱毛症
  • 歯肉出血
  • 甲状腺機能低下症
  • PMS
  • にきび
  • 光過敏症
  • アレルギー症状
  • 無関心
  • ほか心理症状
  • その他さまざま

グルテンをうまく消化できないことによって起きる可能性のある症状はほんとうに様々で、ここに書ききれません。

特に腸内環境を悪化させる要因になり、様々な慢性症状を引き起こす原因となりえます。例えば・・・

  • 消化不良のグルテンが腸内に残留し腸内細菌異常を起こすことがあります→腸内細菌
  • 腸内に残ったグルテンが腸を傷つけ、リーキーガット症候群を引き起こすことがあります→リーキーガット症候群
  • リーキーガット症候群になると様々なアレルギー、自己免疫疾患の原因になる可能性がありますし、様々な精神疾患と関連があるとも言われています。

でも今までずっと食べてきたし・・・

今なにかの症状を持つ方が「小麦等に入っているグルテンが原因かもしれません」と言われてもピンとこない方が多いと思います。

最近出始めた症状の原因を、子供の頃から毎日食べている小麦製品だなんていわれても・・・

そう思われて当然だと思いますが、グルテン不耐性の症状は、腸内環境やストレスやその他の様々な要因と絡み合って現れることが多く、なかなかグルテンが原因の1つであると気づきにくいのです。

グルテンが入っている食品は

  • 麺類
  • パン
  • ピザ、お好み焼き
  • クッキーやケーキ
  • ビール

などなど、多くの方が毎日に近いぐらい口にしている物に多く含まれています。特に小麦製品でグルテンを摂取することが多いと思います。

そして毎日口にしていると、それが当たり前になってしまって不調に気づかなくなる事が多いようです。「自分の体質はこんなもの」といった風に。ですがグルテン不耐性の人がグルテンフリーにしてみたところ色々と調子が良くなり、その時初めて「グルテンでこんなに調子が悪くなっていたんだ・・・」と気づく方もおられます。

でもそう簡単にやめられない

パンや麺類やクッキーなどの小麦製品って、中毒性があるのかな?っていうぐらいにやめにくいですよね?多くの洋菓子は小麦製品ですし、パンや麺類が好物の方も多いと思います。

カフェイン、砂糖、アルコール、タバコなどは中毒性があることが知れ渡っています。これらを習慣的に摂っているとなんだかやめられなくなってくる経験をご自身で体感された方も多いと思います。

実は小麦も中毒性があることがわかっています

小麦が分解される時にエクソルフィンという物質に変わり、血流にのって脳関門をするりと抜けて脳に到達します。このエクソルフィンという物質はアヘンに似た作用を持つ物質で、脳のアヘン受容体と結合します。すると「おいしい!」「幸せ!」と恍惚感が訪れ依存が形成されます・・・

他にも小麦は食後に血糖値を急上昇させる高GI商品です。高GI商品は依存を生みやすく、食べたくなってしまいます。

美味しいし更にアヘンのような効果もあって恍惚感までもたらしてくれる小麦製品、特に健康に害がなければ時々食べたいものですね。でも自分の身体に小麦は合っているのか、ちゃんと消化できているのか・・・。

気になる方は当院のキネシオロジー検査で調べてみましょう。

※キネシオロジー検査は代替療法特有の検査で、病院で行うような化学的検査ではありません。

当院では

当院の検査で「グルテン」が不調の原因として挙がることも多々あり、小麦などのグルテン製品をストップすることで、湿疹や腹痛、疲労感や鬱的症状などが改善されていく例が多くあります。

なかなか治らない不調の原因に「グルテン」が大きく関与しているかもしれませんよ。

????グルテンが原因で起きる不調に関連が高い記事????

リーキーガット症候群

腸内細菌

「そまと」は奈良市の大和西大寺駅と平城駅から徒歩6分。ならファミリーまで歩いて2分の自然療法院。

東洋・西洋・世界各国の療法を織り交ぜたホリスティック療法で、原因不明の症状やなかなか良くならない慢性症状を改善へと導いています。

オステオパシー、フィシオエナジェティック、フェルデンクライスメソッドを主軸とした施術です。

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