耳鳴り
耳鳴りでお困りの方は多いです。今月も当院では「耳鳴り」というワードを沢山の方からお聞きすることになりました。
殆どの耳鳴りは今のところ医学的に原因不明のようです。
耳鳴りの種類
耳鳴りは大別すると2種類あります
①他覚的自鳴・・・聴診器を当てれば聞こえる耳鳴り(呼吸音や血管の脈音など)
②自覚的自鳴・・・本人にしか聞こえない耳鳴り
多くの場合は②の本人にしか聞こえない耳鳴りが問題となっています。
高い音・低い音
耳鳴りの音は色々な音があります。
「ボー」「ゴー」などの低い音や耳がふさがったような感じ、「キーン」「ピー」などの甲高い音、「シュー、ジー、ザー」などいくつかの音が混ざった複合型。
音の種類により原因をいくらか推測することが出来ます。例えば低い音は外耳など、高い音は神経の問題などです。
耳鳴りの原因
一般的には
- メニエール病
- 中耳炎
- 耳管の炎症
- ライム病
- 高血圧
等があります。
例えばメニエール病の場合は回転性のめまいも併発します。ライム病は「ダニ」が原因です。ダニと言っても家にいるダニではなく、鳥や犬などについている「マダニ」です。他には耳管が開きっぱなしになっていることで発生する耳鳴りなどもあります。
耳鳴りの原因は当院の検査でも様々なものが出てきます。例えば
- アレルギー
- ウィルス
- ホモシステイン代謝異常
- 有害重金属の蓄積(水銀など)
- 中脳オーバーファイヤリング(小脳機能低下により、中脳が小脳の代わりをすることによって中脳が疲弊している状態)
- カンジダ真菌
- 頸椎のアライメント異常(背骨の並びが悪いということ)
- 頭蓋縫合(正常な動きが妨げられている)
- 脳脊髄液の流れ
- ストレス(心理ストレス、トラウマなど)
などなど。
どうやってよくしていくの?
多くの場合は原因は複数あり、多くの要因が影響し合って1つの症状(耳鳴り)となってあらわれます。
これらの原因に対して当院ではオステオパシーを主体とした手技療法やフィトセラピー(ハーブ療法)、ブリーフセラピー(心理療法)やフェルデンクライスメソッド(身体教育・ソマティックス)などを行い、自然治癒力を高め、改善を狙います。
例えば姿勢の崩れ(背骨の並び)に対してオステオパシーやカイロプラクティックなどを行って改善される場合は良いのですが、また崩れが繰り返される場合は、身体教育で身体の感覚を改善する必要があるかもしれません。もしくは内臓機能の異常によって内臓の神経反射で部分的な筋肉の筋力異常が起きている場合もあります。その場合は姿勢の改善の為に内臓にアプローチしなくてはいけません。心理ストレスも姿勢に大きな影響を与えます。
姿勢ひとつをとってもこのように多角的に診ていきますので、具体的にどのようにして良くしていくかはその方によって様々です。
最新の研究では耳鳴りと難聴との関連も見つかっており、難聴を改善させるこによって耳鳴り改善が期待できます。難聴を改善させるためには耳の中の筋膜の過剰な拘縮を取ることが役立つ場合があります。その場合頭蓋へのワークなどが効果的で、当院では手技療法でこれらを行います。
眠ろうとして横になった時に大きく聞こえる耳鳴り・・・。耳の中というより頭の真ん中で鳴っている電子音のような高音・・・・。こういった声を当院でもよく耳にします。
色々調べたけれども原因がわからない耳鳴り。当院で改善のお手伝いができるかもしれません。
「そまと」は奈良市の大和西大寺駅すぐの自然療法院。ならファミリーまで歩いて1分。
東洋・西洋・世界各国の療法を織り交ぜたホリスティック療法で、原因不明の症状やなかなか良くならない慢性症状を改善へと導いています。
オステオパシー、フィシオエナジェティック、フェルデンクライスメソッドを主軸とした施術です。