ホメオパシー
当院では治癒力向上の為にホメオパシー製剤をオススメすることが多々あります。でも「ホメオパシー?何それ?」となる方も多いのが現状です。
日本と海外のホメオパシー
ホメオパシーは1796年にドイツ人医師のサミュエル・ハーネマン医師によって体系づけられた治療法です。かなり古い療法ですが、日本ではあまり知られていません。日本で少し知られるようになったきっかけは、自然療法医のアンドリューワイル博士のホリスティック医療を推し進める運動(1990年ごろ)によるものが大きいと思います。ですがまだまだ「ホメオパシー?なにそれ?」な方が大多数でしょうし、特殊な理論に基づくホメオパシーはなかなか受け入れられにくい現状があるようです。ですが外国の事情はちょっと違います。フランスの製薬会社で2番目に大きな会社はホメオパシー製剤をメインに作っている会社で、フランスの全薬剤の3分の1はホメオパシー製剤だと言われています。スイス、イギリス、フランス、ドイツなどでは保険適用ですし、医科大学のカリキュラムにオメオパシーが入っている大学もいくつか存在します。海外ではメジャーになっている国もあるホリスティック医療のホメオパシー製剤っていったいどんなものなのでしょう?
↑当院のホメオパシー製剤。イギリスから輸入しています。
同種の法則
ホメオパシーの基本原理にいくつかの特徴的なものがあります。その一つが「同種の法則」と呼ばれるものです。
同種の法則:症状を引き起こす物質は、同種の症状を取り去る
例えば、キナ樹皮を健康な人が食べると、マラリアに罹ってしまった時と同じ症状(心臓の動機が高まる、震えが出る、のどが渇くなど)が出てくると言います。そのキナ樹皮をホメオパシー製剤にしたものを、マラリアにかかっている人に与えるとマラリアが治ってしまう。というのが同種の法則です。この例では「マラリア→キナ樹皮」でしたが、同じものを与えることもあります。例えばヒノキ花粉の花粉症の方にはヒノキの花粉を薄めたホメオパシー製剤を摂ってもらうのです。「毒をもって毒を制す」といったところです。
「???。今の症状と同じ症状を起こすものを摂るって、余計ひどくなるんじゃないの?」
そう思われるかもしれません。ですがホメオパシーはもう一つの法則「極微量投与の法則」というものがあります。
極微量投与の法則
ホメオパシーは基本的に原物質が残らないほどに薄めています。
上記の作業を何度の何度も繰り返し、最終的には元の物質が原子の単位で言っても残っていない状態になるぐらい薄めていきます。
ですのでホメオパシーは物質的には無害です。入っているのは物質のエネルギーであって、薄めた物質そのもので効果を出すのではありません。ではなぜ効くのかと言えば、それは現代医学ではわかっていません。ですので「医学的に証明されているものでなければ受け付けない」という方には納得のいかない療法でしょうが、証明されているものだけを選んでいては可能性を狭めてしまいます。科学的に考えれば、元の物質は薄められすぎて残っていないので副作用は起きないことになります。だまされたと思って試してみる価値はあるかもしれませんよ。
現代医学とどう違うの?
ホメオパシーやその他の自然療法の視点から見た場合、現代医学はアロパシーと呼ばれます。
「現代医療=アロパシー」
アロパシーとは逆症療法の事です。逆症療法とは、熱が出れば熱を下げる。下痢になれば下痢を止める。といった対症療法です。
ですがホメオパシーはじめ多くのホリスティック療法では反対の事を行うことが多いのです。体がやろうとしている治癒過程をしっかりとまっとうさせてやるのです。ですので、熱が出ればしっかりと熱を出し切るように促す。下痢になっている場合は、毒素の排泄など下痢になる必要性があるならばしっかりと出し切る。などを促すのです。
ここが自然療法と現代医学の大きな違いです。自然療法の視点から見ると、現代医学は症状を消しているだけでむしろ全体の健康度を損ねさせている場面があると言えます。もちろん現代医学が貢献するものは多大で素晴らしいものです。要は得手不得手があるということです。
当院では
当院では色々な場面でホメオパシーを使用することがありますが、重金属の解毒やアレルギー改善などに使用することが比較的多いです。
フラワーエッセンスもホメオパシーの親戚?→フラワーエッセンス
「そまと」は奈良市の大和西大寺駅と平城駅から徒歩6分。ならファミリーまで歩いて2分の自然療法院。
東洋・西洋・世界各国の療法を織り交ぜたホリスティック療法で、原因不明の症状やなかなか良くならない慢性症状を改善へと導いています。