PMS(月経前症候群)

PMSで毎月不調を抱えている方も多いもの。原因はカンジダ菌や心理ストレスや経絡の乱れなど様々・・・

PMS(月経前症候群)って?

PMSは月経が始まる3~10日前ごろから始まる肉体的・精神的症状を言います。

月経がはじまると症状が殆どなくなるのが特徴的です。

症状

①肉体症状

腹痛、頭痛、腹部膨満感、肩コリ、腰痛、背中の痛み、便秘、下痢、食欲増進、太る、吐き気、寒気、のぼせ、動悸、めまい、むくみ、倦怠感、不眠、などなど・・・

②心理的症状

イライラ、鬱、怒りっぽくなる、無気力、不安感、集中しにくい、引きこもり、などなど・・・

 

PMSの原因と症状

①エストロゲンとプロゲステロン

PMSの原因は多くの要因が相互に関わっており、医学の分野ではほとんど原因がわかっていないとされています

ですがPMSとエストロゲンやプロゲステロンとの関係は深そうです。というのも

  • 排卵日~月経 この時期に多く分泌されるのがプロゲステロン
  • 月経~排卵日 この時期に多く分泌されるのがエストロゲン

このうちプロゲステロンが多く分泌される時期に症状が出るのがPMSです。ではプロゲステロン分泌が高いのが原因でPMSの症状が出るのかというと、一概にそうとは言えないようです。

いくつかのタイプ

  • エストロゲンが多く、プロゲステロンが少ない
  • エストロゲンが多く、プロゲステロンも多い
  • エストロゲンが少なく、プロゲステロンが多い
  • 低血糖(インシュリン抵抗性)

このようにいくつかのタイプわけが可能で、それぞれのタイプでPMS症状があらわれます。

当院ではこのタイプ別を考慮して、PMS症状の改善にあたります。

②カンジダ菌

カンジダ菌によってもPMS症状が引き起こされると言われます

カンジダ菌が増えすぎている場合はカンジダ菌駆除を行います→カンジダ菌

③有害重金属、化学物質

有害重金属や化学物質の蓄積によってもPMS症状が引き起こされます

有害重金属や化学物質の解毒を当院では積極的に行っています→有害重金属の解毒

④セロトニン不足

セロトニン神経系の機能低下がPMS症状を引き起こすとされています。そのため病院ではSSRI(選択制セロトニン再取り込み阻害薬)という薬を処方されることが多いです。ですが選択制セロトニン再取り込み阻害薬という人間の正常な機能を阻害する薬よりも、セロトニン神経系の機能低下を自然な形で改善する方法を選びたいものです。

当院ではビタミンB6やマグネシウムなど、トリプトファンがセロトニンに変換される時に必要とされる補酵素の過不足を調べて、足りない栄養分があればそれを補うことでセロトニン分泌量を増やしたり、炎症などが原因でトリプトファンからセロトニン合成が行われるのを阻害されている場合は炎症に対処するなどして、セロトニンの分泌が阻害されている要因を自然な形で改善します。

セロトニンの分泌におおいに関連があるのが腸内環境です。セロトニンの約90%が腸内で作られ、その一部が脳内で作用するセロトニンと関係を持ちます。

腸内環境に関するブログ→腸内環境

⑤GABA不足

神経伝達物質のGABAもPMSと関わりのある物質です。グルタミン酸からGABAが生成される時も、セロトニン合成時に補酵素として活躍したビタミンB6やマグネシウムが補酵素として活躍します。

⑥肝臓の機能低下

肝臓でエストロゲンの代謝が行われます。例えば男性でも肝硬変の人の胸が大きくなるのは、肝臓でのエストロゲンの代謝が下がり体内に女性ホルモンが増えるからです。肝臓機能低下でエストロゲン過剰になる場合があります。

⑦ストレスとコルチゾール

ストレスを受けた時に副腎から分泌されるコルチゾールもPMSと関わりがあります。コルチゾールはプロゲステロン受容体の機能を阻害してしまう性質があります。そしてコルチゾールとプロゲステロンはそれぞれが生成される前の元の物質が同じ。だからコルチゾールをたくさん作るとプロゲステロンを作る材料が足りなくなってしまいます。これらの理由によって低プロゲステロン状態になりPMSが悪化することがあります。

このタイプのPMSの場合、精神症状が現れやすくなります。というのも、プロゲステロンは別名ハッピーホルモンと言われ、気分を落ち着かせる作用があります。そのプロゲステロンの量が減少することで様々な精神症状に繋がります。

⑧アレルギー

エストロゲンはDAO(ジアミンオキシターゼ)の生成を阻害します。DAOはアレルギーを誘発するヒスタミンを分解する酵素です。エストロゲンが増えることにより、様々なアレルギー症状があらわれやすくなります

⑨マグネシウム不足

エストロゲンは脳内のマグネシウム量の低下を招き、頭痛を引き起こします。

⑩心理的要因

PMSの症状には必ず心理的要因が含まれていると言われます。心理ストレス要因を見直し、ストレス軽減に取り組むことが改善の手助けになります。

⑪姿勢バランス

姿勢の崩れはバランスをとるために筋に過剰な収縮を要求し、休みのない神経の興奮を生み出します。よって脳は疲労し、心身共に様々な影響を及ぼします

⑫仙腸関節の可動性

骨盤にある仙腸関節は動きます。

とは言え目で見てもわからない程度の微細な動きです。この動きがうまくいっていないときにPMSの症状がきつくなる傾向があります。

手技で仙腸関節の可動性を促します。

 

PMS改善の為に

当院ではこれらPMSの原因になりうるものを改善して行くことをお手伝いします。

手技療法(オステオパシーやカイロプラクティックなど)を行ったり、ハーブ療法や食事指導、フィシオエナジェティック検査による体質の分析など様々な療法を行い、多くの要因が関わり合うPMSを改善へと導くお手伝いをさせていただきます。

 

????その他女性特有の症状????

更年期障害

 

 

 

 

 

「そまと」は奈良市の大和西大寺駅と平城駅から徒歩6分。ならファミリーまで歩いて2分の自然療法院。

東洋・西洋・世界各国の療法を織り交ぜたホリスティック療法で、原因不明の症状やなかなか良くならない慢性症状を改善へと導いています。

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